2007/04/21

陽春花形歌舞伎

070421御園座まで歌舞伎を見に行ってきました。
陽春花形歌舞伎です。
坂東三津五郎と中村橋之助、そして尾上菊之助の三大看板ですね。

一つ目の演目は「盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)」。
これがまた暗いというかなんというか、あまりお気に召さないお話。
武士の「お家のために」ってのと、女にだまされて復讐するというのが同時並行なんだけど、なんだかねぇ。。。
あらすじはWikipediaからご覧くださいませ。

盟三五大切-Wikipedia-

二つ目の演目は「芋掘長者」。
これは素直に楽しめました♪
振り付けを三津五郎がしたというのでどんなものかと思っていたら、ただただ笑えましたねー。
内容はといえば、婿探しをしているお姫様(緑御前)がいるんですが、この緑御前は舞の上手な人を婿にするというんですね。
そして一目ぼれをしていた芋掘が友達が代わりに舞を踊ってくれるというので、緑御前のところに向かいます。
面をつけてすばらしい舞をした友達の治六郎に向かって、今度は面をはずして舞ってほしいと言い(そりゃそうだゎな)、藤五郎ご本人が舞えない舞をするんですが・・・。
囃子も全部聞き取れたらもっと面白かっただろうなぁと思うんだけど、それでも十分楽しめました。
やっぱり春は明るく楽しくなきゃねぇ。

陽春花形歌舞伎演目御園座入り口幕間の入れ替え

この歌舞伎で面白かったのは演目だけじゃなくて周りの観客。
後ろに座っていたおばちゃん達がひそひそと感想を言っていたんだけど、それをいちいち振り返って指をさす前の席の3人。
別に感想言ったっていいじゃん。
もともと歌舞伎って大衆演劇なんだし。
というか、言い回しがよく聞き取れないときにおばちゃんの解説がちょうどよかったりして便利だったんだけどね^^;
前の3人も振り返ってる暇があったら舞台を見ていればいいのに。

まー、いろんなお客さんがいるものです。
十人十色の人がいるから社会って面白いんだよね。

0 件のコメント:

コメントを投稿